『辞めてから気づく』を組織健康診断でこう変える

2026.09.25 09:00 ブログ 組織健康診断 Coobase活用 経営ダッシュボード

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人材確保を考える中小企業の経営者として、今いるスタッフの変化にも目を向けたい。けれど、離職の予兆を気にしていても、何を見ればよいか分からない。そんなときの「組織の見える化」を、画面の読み方から考えます。

こんな困りごとはありませんか

  • 人が辞めてから、様子が違っていたと振り返る。 日々の会話で気になることがあっても、誰のどんな変化から確かめるか決められない。
  • 会社全体は落ち着いて見えるが、部署ごとの状態は分からない。 全体の印象だけで判断すると、ある部署が気になった理由を具体的に説明できない。
  • 気持ちの変化と仕事の遅れを一緒に考えてしまう。 忙しそうだという印象はあっても、本人に聞きたいことと、業務として確認したいことを整理できない。

まずは「どこを見て、何を確かめたいか」を分けてみましょう。

Coobase ではこうなる

Coobaseの「チーム分析」画面にある「組織健康診断」では、平均感情スコア・ネガティブ率・エンゲージメントスコア・離職リスクスコアの4つが指標として用意されています。日報の感情スコアとネガティブフラグをもとに、組織の状態を部署別・期間別に集計して表示します(画面では部署のまとまりを「グループ」と呼びます)。全社の組織健康スコアは100点満点で、部署別のヒートマップと合わせて確認できます。表示は部署×週のヒートマップ、組織健康の4軸レーダー、感情スコアの分布に分かれています。

全社の数字を見たら部署ごとの状態へ進み、気になる変化を確かめる、という順番を試してみてください。スコアだけで本人の事情を決めつけず、会話で確かめたい点を整理する材料として読みましょう。

組織健康診断の流れ図。日報の記録、部署・期間の集計、組織健康診断の表示の3段

日報の記録が、部署と期間ごとの集計を通って、組織健康診断の表示になります

ある1日の使い方

以下は、経営情報を見る権限を持つ管理者の確認例です。自社で画面を開く際の順番として参考にしてください。

朝、対応事項から見る。 サイドバーの「マネジメント」→「チーム分析」から画面を開けます。上部には「要対応」「注意」のカードが並び、対応が必要なスタッフと、その理由(ネガティブ傾向、低下傾向、期限切れタスクなど)が表示されます。表示内容を読み、今日どの状況を先に確かめるか考えます。

日中、部署ごとの変化を見る。 組織健康診断のヒートマップを開きます。気になる部署があれば、その行をたどって、どの週から色が変わったのかを確かめます。全体の印象ではなく、部署と週を手がかりに話を進めるための見方です。

夕方、仕事の状況も分けて見る。 プロジェクト管理プラグインが有効なら、同じ画面の「プロジェクト」タブに、過負荷のメンバーや遅延しているタスク、リスクの高いプロジェクトを知らせるカードが並びます。組織健康診断とは別の指標なので、それぞれ何についての表示かを読み分けましょう。

ある1日の使い方の流れ図。朝は要対応のカード、日中は部署別ヒートマップ、夕方はプロジェクトのカード

朝・日中・夕方で、見る場所を分けます

画面で見る使い方

チーム分析の画面で確認を始める

Coobase のチーム分析の画面。対応が必要なスタッフを確認する画面

上部の「要対応」「注意」のカードに、対応が必要なスタッフと理由が表示されます

チーム分析のURLは `/manager/dashboard` で、画面は「組織健康診断」「プロジェクト」「スキルギャップ」「顧客管理」の4つのタブに分かれています。最初に上部のカードで対応事項を確認し、次に組織健康スコアと部署別ヒートマップ、続いてプロジェクトの状況を見る手順がマニュアルに示されています。プロジェクトの表示は、プラグインが有効な場合に確認できます。

全社の組織健康スコアについては、80点以下なら注意するという目安があります。数字を読んだあとに「どの部署を見たいか」を考え、部署別の表示へ目を向けましょう。全社の点数だけで確認を終えず、次に読む場所を決める使い方です。

組織健康診断で数字の意味を読む

Coobase の組織健康診断。部署別の状態を確認する画面

グループ(部署のまとまり)×週のヒートマップと4軸レーダーで、状態を確認できます

指標は、何を数えているかとセットで読みましょう。平均感情スコアは、日報で記録する1〜5の感情スコアについて直近1か月の平均を取り、部署別・全社で比較する指標だと定められています。ネガティブ率は、ネガティブフラグが付いた日報の割合で、30%以上になると警告として表示される仕様です。この割合を「不調なスタッフの人数の割合」と読み替えず、日報に対する割合として確認してください。

エンゲージメントスコアは、タスク完了率×0.4+感情スコア×0.6で算出する複合指標です。離職リスクスコアは、ネガティブ率とキーワード検出頻度から算出し、70%以上で緊急の扱いになるとされている指標です。名前の印象だけで判断せず、前者はタスク完了率と感情スコア、後者はネガティブ率とキーワードを材料にしている、と区別して読みましょう。

ヒートマップでは部署と週の組み合わせを、4軸レーダーでは組織全体のバランスを確認できます。まず気になる部署と週を押さえ、次に感情スコアの分布を見て、本人や担当者に何を聞きたいか考えてみてください。全社のスコアは100点満点で表示されます。数字そのものより、どの部署の色が濃いかに目を向けてみてください。

プロジェクトのタブで業務の状況を読む

Coobase のプロジェクトのタブ。プラグイン有効時に業務の状況を確認する画面

過負荷や遅延を知らせるカードが並びます

このタブは、プロジェクト管理プラグインが有効な場合に表示されます。過負荷のメンバー、遅延しているタスク、リスクの高いプロジェクト、緊急のタスク、余力のあるリソースといった観点のカードが並びます。カードはプロジェクトの状況を知らせるもので、個人の気持ちの変化を示すものではありません。

ここではまず、カードが人の負荷とタスクの遅れのどちらを示しているか確認しましょう。同じタブを下にたどると、進行中プロジェクトの一覧に、進捗率と遅延リスクが数値と色付きの表示で並びます。組織健康診断の離職リスクとは混同せず、業務側で確かめたい状況として読み進めてください。

つまずきやすい点と対処

  • 管理者なのに開けない。 経営情報アクセス権限がない場合は403エラーになると仕様で定められています。この権限は役割とは独立していて、管理者でも付いていないことがあると書かれています。役職名だけで判断せず、まず自分に経営情報の閲覧権限があるかを確認してください。
  • プロジェクトの情報が見当たらない。 プロジェクト管理プラグインが無効なら、プロジェクトに関する表示はされず、組織健康診断のみが表示されると仕様に書かれています。プラグインの有効・無効を確認してから、見る項目を整理しましょう。
  • 数字の変化を読む前に、材料を確かめたい。 組織健康スコアは日報の提出ごとに更新されると仕様に書かれており、日報の感情スコアとネガティブフラグが材料になります。点数を眺めるだけで終えず、どの記録をもとにした表示か意識して読みましょう。

ネガティブ率の読み方の前後比較。読み違えやすい「スタッフの3割が不調」と、実際の「ネガティブフラグが付いた日報の割合」

ネガティブ率は、人数の割合ではなく日報の割合です

導入初日にやること

1. 経営情報を見る権限を確認し、「マネジメント」→「チーム分析」を開く。
2. 上部の「要対応」「注意」のカードを読み、先に確かめたい事項を決める。
3. 全社の組織健康スコアから部署別ヒートマップへ進み、確認したい部署と週に目を向ける。
4. 組織健康の4軸レーダーと感情スコアの分布を見て、会話で確認したいことを整理する。
5. プロジェクト管理プラグインが有効なら、「プロジェクト」タブも確認する。

初日は、全部の数字を一度に解釈しようとせず、確認する順番と指標の意味をつかむところから始めてみてください。

よくある質問

Q. マネージャーなら誰でも見られますか?
A. 経営情報アクセス権限が必要です。役割とは別に設定される権限なので、管理者でも閲覧できない場合があります。

Q. 組織健康スコアはいつ更新されますか?
A. 日報が提出されるたびに更新されると仕様に書かれています。

Q. ネガティブ率と離職リスクスコアは同じですか?
A. ネガティブ率は、ネガティブフラグが付いた日報の割合です。離職リスクスコアは、その割合とキーワード検出頻度から算出する別の指標です。

Q. プロジェクト管理を使っていなくても見られますか?
A. プロジェクト管理プラグインが無効でも、組織健康診断は表示されると仕様に書かれています。

Q. ネガティブ率が高い部署は、すぐに対応が必要ですか?
A. ネガティブ率は、ネガティブフラグが付いた日報の割合です。人数の割合ではないので、まずどの日報でフラグが付いたのかを確かめ、本人に聞きたいことを整理する材料として使ってください。

Q. 料金はいくらですか?
A. 本記事では料金には触れていません。詳しい内容は無料デモでご案内します。

まとめ

Coobaseの組織健康診断は、日報の感情スコアとネガティブフラグを、部署別・期間別に集計して見る機能です。全社のスコアと部署別ヒートマップを合わせて読めること、組織健康の4軸のバランスまで確認できること、日報の提出に応じてスコアが更新されるとされていることが、日々の確認に使えるポイントです。

「誰が辞めるか」という結論を急がず、「どの部署の、どの変化を確かめたいか」から読み始めてみてください。

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