採用サイトのアクセス解析方法|成果を改善へつなげるステップは?

2025.06.21 09:01 ブログ 採用サイト

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目次
      1. なぜ今、採用サイトのアクセス解析が必要なのか
        1. 求人媒体だけでは見えない「採用サイトの効果」
        2. 中小企業こそ、費用対効果を“見える化”するべき理由
        3. 「応募が少ない」のは、サイトの導線が原因かもしれない
      2. 採用サイトのデータはどうやって調べる?主なツールと活用方法
        1. Googleアナリティクス(GA4)で見るべき数字とは
        2. Search Consoleで「検索流入」と改善ポイントを確認
        3. ヒートマップツールでユーザーの動きを“可視化”する
        4. 初心者でも始めやすい無料ツールと導入のポイント
      3. アクセス解析で押さえておきたい基本指標
        1. PV数・エンゲージメント・滞在時間…数字でわかる「サイトの状態」
        2. エントリーフォームの到達率やクリック率も要チェック
        3. スマホ・PC別のデータを見て、ユーザー体験を改善
      4. 採用サイトでよくある課題と改善のヒント
        1. トップページの離脱が多い → 情報の整理と配置を見直す
        2. エントリーフォームで止まる → 入力しやすさが鍵
        3. スマホで見づらい → レスポンシブ対応は必須
      5. 解析結果からどう改善すればいい?実例で学ぶ改善アクション
        1. 導線の順番を変えただけでエントリー数が増加
        2. 写真や社員紹介の追加で「応募意欲」を後押し
        3. 「更新したら終わり」ではない。改善を続けることが成果につながる
      6. まとめ|採用サイトは“作った後”の改善が成果を左右する

中小企業にとって、自社の魅力を伝える採用サイトは貴重な採用手段です。しかし、「作ったはいいけれど、思うように応募が来ない」と悩んでいませんか?

そんな時に役立つのが「アクセス解析」です。

この記事では、採用サイトの効果を可視化し、改善へつなげるための基本的なアクセス解析方法と具体的な改善のポイントをご紹介します。

なぜ今、採用サイトのアクセス解析が必要なのか

求人媒体だけでは見えない「採用サイトの効果」

Indeedや求人媒体への掲載は、応募者との最初の接点です。しかし、その後に応募者が必ず訪れるのが「採用サイト」。企業理解を深める重要なページですが、その効果は数字で見なければわかりません。

中小企業こそ、費用対効果を“見える化”するべき理由

広告費や求人掲載費は中小企業にとって大きな投資です。だからこそ、「どこにアクセスが集中しているか」「エントリーにつながっているか」などを把握し、無駄を省いた採用活動に切り替えることが必要です。

「応募が少ない」のは、サイトの導線が原因かもしれない

採用サイトが「なんとなく作られたもの」になっていませんか?応募が少ない理由は、内容よりも「伝え方」や「見せ方」にあることが多いのです。

採用サイトのデータはどうやって調べる?主なツールと活用方法

Googleアナリティクス(GA4)で見るべき数字とは

GA4は、無料で使えるGoogleのアクセス解析ツールです。どのページが何回見られたか(PV数)、どのページで離脱が多いか、どれくらい滞在したかが確認できます。

Search Consoleで「検索流入」と改善ポイントを確認

Google Search Consoleを使えば、どんな検索キーワードであなたの採用サイトが見つかっているかを知ることができます。企業名だけでなく、「業種+勤務地」などの流入も把握できます。

ヒートマップツールでユーザーの動きを“可視化”する

ヒートマップを使えば、どこがクリックされているか、どのエリアまで読まれているかが一目でわかります。「読まれていないエリア=改善ポイント」として視覚的に判断できるのが魅力です。

初心者でも始めやすい無料ツールと導入のポイント

  • GA4(Google Analytics 4)
  • Microsoft Clarity(ヒートマップも無料)

これらは設定も比較的シンプルで、社内で運用しやすいツールです。

アクセス解析で押さえておきたい基本指標

PV数・エンゲージメント・滞在時間…数字でわかる「サイトの状態」

採用サイトの状態を把握するうえで、アクセス解析で注目すべき指標がいくつかあります。代表的なものを以下に紹介します。

  • PV数(ページビュー):採用サイトがどれだけ閲覧されたかを表します。閲覧数が少ない場合は、そもそもサイトへの流入が少ない可能性があります。
  • 平均エンゲージメント時間:ユーザーがページ上でどれくらい積極的に関わっていたかの平均時間です。滞在が短すぎると、求職者の興味を引けていない可能性があります。
  • エンゲージメント率/直帰率:GA4では、ユーザーが10秒以上ページに滞在する、何らかの操作(クリックやスクロール)をする、または別のページに遷移すると「エンゲージメントあり」とみなされます。それ以外の“何もしないで離脱したユーザー”は、直帰としてカウントされます。

※GA4では「直帰率」はデフォルトで表示されませんが、「エンゲージメント率」の逆数としてカスタムレポートで確認可能です。

これらの数値を把握することで、「どのページが機能していて、どこに改善の余地があるか」が明確になります。

エントリーフォームの到達率やクリック率も要チェック

エントリーフォームまでたどり着いている人の割合、ボタンが押された回数なども重要な数値です。ここが低いと「導線」に課題があるサインです。

スマホ・PC別のデータを見て、ユーザー体験を改善

モバイルユーザーが多いのにPC向けデザインのままだと、閲覧や入力がしにくくなり、離脱につながります。デバイス別の分析は意外と見落としがちです。

採用サイトでよくある課題と改善のヒント

トップページの離脱が多い → 情報の整理と配置を見直す

第一印象となるトップページが分かりにくいと、求職者はすぐに離脱してしまいます。シンプルに構成し、見せたい情報を上部に配置しましょう。

エントリーフォームで止まる → 入力しやすさが鍵

入力項目が多すぎる、必須項目がわかりにくいと、離脱の原因に。氏名・連絡先・志望動機だけなど、最初は最低限でも十分です。

スマホで見づらい → レスポンシブ対応は必須

スマートフォンでアクセスする求職者は今や多数派。スマホでの表示崩れやボタンの押しにくさは、致命的な改善ポイントです。

解析結果からどう改善すればいい?実例で学ぶ改善アクション

導線の順番を変えただけでエントリー数が増加

「先に仕事内容を見せていたが、会社紹介を先にしたら応募が増えた」という例も。ユーザーが知りたい順番で情報を配置するだけで大きな差が出ます。

写真や社員紹介の追加で「応募意欲」を後押し

働く人のリアルな姿が見えると、「この会社で働く自分」をイメージしやすくなり、応募につながりやすくなります。

「更新したら終わり」ではない。改善を続けることが成果につながる

採用サイトは、完成して公開したら終わりではありません。

一度作っただけでは、求職者の反応や行動の変化に対応できず、せっかくのサイトも効果を発揮しにくくなってしまいます。

そこで大切なのが、**定期的にアクセス状況を確認し、改善を繰り返していく「PDCAサイクル」**です。

  • Plan(計画):数値をもとに「改善点」を考える
  • Do(実行):ページの内容や導線を変更してみる
  • Check(確認):変更後にどんな変化があったかをデータで確認
  • Act(改善):結果をもとに、さらに良くするための対策をとる

このように、**「調べる → 直す → 確かめる → さらに直す」**という流れを継続することで、採用サイトは少しずつ成果が出る形に育っていきます。

まとめ|採用サイトは“作った後”の改善が成果を左右する

採用サイトは企業の魅力を伝える大切な入り口です。しかし、「作って終わり」では、その効果を最大限に引き出すことはできません。

アクセス解析を活用することで、求職者の動きを把握し、根拠ある改善を行うことができます。

難しく思えるかもしれませんが、基本的な数値とツールを知っていれば、取り組みは十分に可能です。

Omitでは、採用サイトの改善支援を通じて、中小企業の採用力アップをサポートしています。

「何を改善すればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

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