早速ですが、まずは導入方法&使い方を説明していきます。
Lenis.jsを使ったふわっとスクロールの実装には、主に2つの方法があります。
今回は、簡単に始められる「スクリプトタグを記述して使う」方法をご紹介します。
HTMLファイルのタグの直前に、以下のスクリプトタグを追加します。
スクリプトタグをタグの直前に配置する理由は、ページの読み込みが完了してからスクリプトが実行されるため、ページの表示が遅くなることを防ぐためです。この位置に記述することで、ページのコンテンツが優先的に読み込まれ、ユーザーの体験がスムーズになります。
スクリプトタグの追加が完了したら、次にLenis.jsを使ったスクリプトを記述します。以下のコードを追加してください。
const lenis = new Lenis();
function raf(time) {
lenis.raf(time);
requestAnimationFrame(raf);
}
requestAnimationFrame(raf);
このスクリプトでは、Lenisのインスタンスを作成し、requestAnimationFrameを使ってアニメーションを滑らかに保っています。
このようになっていればOKです。ブラウザ上でスクロールしてみてください。スクロールがふわっと滑らかに動くことを確認できるはずです。
慣性スクロールは、ウェブサイトやアプリケーションに滑らかで心地良いスクロール体験を提供しますが、いくつかの注意点を考慮することが大切です。
スクロールの動きが大きすぎたり速すぎたりすると、ユーザーがコンテンツを把握しづらくなり、逆にストレスを感じることがあります。画面が過剰に動くと、視覚的な混乱を引き起こす可能性があります。
慣性スクロールの効果は、ほんのりとした動きが最も心地よいです。適度にスムーズで上品な動きを心がけることで、ユーザーにとって快適な体験を提供できます。微細な動きが、全体のデザインやコンテンツとの調和を保ちます。
スクロールの速度や加速度が適切でないと、ユーザーの操作感に影響を与える可能性があります。特にスクロールの加速度が強すぎると、急激な動きが発生し、ユーザーに不快感を与えることがあります。スムーズで自然な動きを実現するために、これらのパラメータを慎重に調整することが重要です。より繊細な設定を行うには、こちらのGitHubページを参考にしてください。
慣性スクロールの動きが他のデザイン要素(例えば、アニメーションやレイアウト)と調和していることを確認してください。スクロールの動きが目立ちすぎたり、逆に全く目立たない場合は、全体のユーザー体験に影響を与える可能性があります。
モバイルデバイスでの慣性スクロールの体験は、デスクトップとは異なる場合があります。特にタッチ操作のあるモバイルデバイスでは、スクロールの挙動が重要です。さまざまなデバイスでテストを行い、すべての環境で快適な体験を提供できるようにしましょう。
ふわっとしたスクロールの動きを実現する、Lenis.jsの簡単な使い方を紹介してみました!
このライブラリを使えば、手軽に滑らかなスクロール体験を提供できます。ぜひ、実際のプロジェクトで試してみてください。
ブラウザでの動作確認もお忘れなく!
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