ECサイト・ショッピングカートのシステム構築をした際に苦労した点や、今後気をつける点を備忘録として纏めておきます。
まず、ECサイトで最も大事なのは「商品が売れる」事です。
当たり前の事ですが、ここを伸ばすには多大な努力が必要です。
今回は、その努力した点や今後改善する必要がある点を箇条書きで記述し、後にご説明しようと思います。
- ECサイトやショッピングカートのページを開く速さを1秒以下に
- クレジットカード情報を保持して、次回購入時の入力を省く
- 顧客へのアピールポイントの作成
- レスポンシブ対応(スマホ・タブレット対応)
- 定期的な更新
1.ECサイトやショッピングカートのページを開く速さを1秒以下に
これは簡単そうで非常に難しい所です。
商品が増えれば増える程、データベースから取得するのに時間は掛かります。
その他にもプログラム的に処理に時間が掛かるような事を何度も実行していたり..商品画像の読み込み等の想定外のところで読み込みに時間が掛かってしまったりします。
ページが開くのが遅い程、ユーザーは別のショッピングサイトに行ってしまいます。顧客が離れてしまっては意味ないのでこれは絶対的に改善すべきです。
ECサイト・ショッピングカートでシステム構築する際は、
「今後変更するからいいや」とか、
「商品がそんなに増える予定じゃなさそうだし大丈夫だろう」等といった考えは捨てた方が良いです。
今後の事は見据えて、先にやってしまっていた方が良いです。これをしないと、最終的にコードはぐちゃぐちゃ、月日とともに速度が遅くなるといったことになります。
速度を早めるのに大事な点は キャッシュ、関数化 といった所でしょうか。
キャッシュは何でもという事ではないですが、出来る箇所はとにかくやった方がいいと思います。商品が多いようであればデータベースをAPCやmemcachedなどを使用するべきでしょう。
関数化は同じ処理を何度も実行する時に、関数化しておくと後が楽になります。
2.クレジットカード情報を保持して、次回購入時の入力を省く
これに関しては、ユーザーの使いやすさを重視しています。
新規顧客だけの売り上げは非常に厳しく、リピーターがいる程、安定した売り上げを確保出来ます。
使いやすさはクレジットカードだけではないのですが、一番大きく感じる部分はここかと思い記述しました。
何でも良いので、ユーザーが使いやすい様にするのが大事です!
3.顧客へのアピールポイントの作成
ユーザーが望んだ時だけサイトにアクセスするというのは、売り上げを伸ばすには向いていません。
積極的に、ユーザーが欲しくなるようにアタックしていくのも大事だと思います。
ユーザーが一度購入してメルマガ会員になった等であれば、短くても三日に一度送ったり、アプリがあるのであればプッシュ通知を送るのも手です。
お金は掛かっちゃいますが、広告を出すのも大事です。
ECサイトやショッピングカートでは良くある、おすすめ商品を上にズラーと表示し、商品の詳細をその下に記載するといった事で、商品詳細を見るにはおすすめ商品を上から見ていく必要がある為、これもアピールポイントになります。
4.レスポンシブ対応(スマホ・タブレット対応)
スマートフォンが普及してからは、ネットショップを開くのはPCではなくスマホがほとんどです。
私が調べた限りでは
スマートフォンでアクセスしてくる割合が7割だそうです。
売り上げの7割はスマホユーザーといって過言ではないかと思います。
そんな中、スマホで見れないECサイトやショッピングカートは売り上げを伸ばせるはずがありません。
レスポンシブ対応は必須となります。
見た目だけでなく、システム構築時もスマホを考慮して作成するのが大事と言えるでしょう。
商品画像がでかすぎるのをリサイズして表示などがあります。
5.定期的な更新
商品が入荷した時だけ更新などのスパンが長いのは、SEO的には良くありません。
また、SEOだけでなく、ユーザーからもこのショッピングサイトはまだ運営しているのか?といった疑問の対策にもなります。
定期的な更新がある事で、ユーザーからもこのショッピングカートは利用出来るんだなという事がわかります。
それらを踏まえ、定期的な更新(ブログでもニュースでも可)をすることが大事です。
以上になります。
ECサイトやショッピングカートでシステム構築する際は、省略しようとしない事です。
これを行うといい事がありません。
上記で記した以外にも、たくさん気をつける点はあると思うので、気づいたらまた載せようと思います。