「議事録の作成に毎回30分以上かかる」「会議に集中できず、重要な決定事項を書き漏らしてしまう」——こんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
結論から言えば、AI議事録ツールを使えば、この問題はほぼ解決できます。無料ツールでも十分実用的ですし、有料の専用ツールなら話者分離や要約まで全自動で行えます。
この記事では、AI議事録ツールを 3つのカテゴリに分けて解説します。
さらに「対面(リアル)会議にはどれが向いているか」の選び方と、重要部分の抜け漏れを防ぐプロンプトのコツまで解説します。
録音した音声ファイルをアップロードするだけで議事録が作れるため、対面(リアル)会議にも最適です。オンライン会議の録音ファイルにも対応できるので、場面を選ばない万能な方法です。
ChatGPTは音声ファイルをアップロードでき、内部のWhisper技術で文字起こしを行った上で、議事録整理まで一気に行えます。プロンプト次第で出力形式を自由にカスタマイズできるのが最大の強みです。
手順:
利用制限:
※ファイルサイズの公式上限は明示されておらず、プランやアップデートにより変動します。長時間の音声は分割してアップロードするのが確実です。
メリット: 文字起こし→要約→議事録フォーマット整理を一気通貫で行える。プロンプト次第で出力形式を自由にカスタマイズ可能
注意点: 無料版は利用回数に制限があります。長時間の音声は分割が必要な場合があります。機密性の高い会議内容を外部サービスにアップロードする点はセキュリティポリシーの確認が必要です。
GoogleのGeminiは、AI Studioを使えば最大2GB(約9.5時間)の音声ファイルに対応しており、長時間会議の文字起こしでは他のAIを大きく上回ります。
手順:
ファイル制限:
メリット: AI Studioなら長時間会議を分割せずにそのまま処理できる。Googleドライブやスプレッドシートとの連携も便利
注意点: AI Studioは開発者向けインターフェースのため、初めて使う方は少し慣れが必要です。Web版の無料プランは25MBと制限が厳しめです。
Claudeは音声ファイルを直接アップロードして文字起こしすることはできません。ただし、他のツールで文字起こしたテキストを整理・要約する能力は非常に高く、特に長文の構造化が得意です。
使い方:
メリット: 長文の要約精度が高く、論点の整理や構造化が得意。1回の入力で大量のテキストを処理できる
活用シーン: 「文字起こしは別ツールで済ませて、議事録としての仕上げだけ高品質にしたい」という場合に最適。ChatGPTやGeminiで文字起こし → Claudeで議事録整理、という2段階運用もおすすめです。
Google Meet・Zoom・Teamsは、オンライン会議中にリアルタイムで文字起こしができます。ただし、これらはオンライン会議専用であり、対面会議の録音ファイルを後から文字起こしすることはできません。
Googleアカウントがあれば無料でオンライン会議を開始できます。ただし、日本語の文字起こし(トランスクリプト)機能は有料プラン(Business Standard以上)が必要です。
手順(有料プラン):
無料プランで日本語文字起こしをする方法:
無料ユーザーでも、Chrome拡張機能「こえもじ」や「JotMe」を使えば会議中の発言をテキスト化できます。ただし精度や安定性は有料プランに劣ります。
費用: 無料(字幕のみ)/Business Standard 月額1,360円〜(トランスクリプト機能付き)
注意点: 無料版の字幕はログとして保存されないため、会議中にコピーが必要です。話者分離機能はありません。
Zoomは無料プランでも日本語の文字起こし(字幕・フルトランスクリプト)が利用可能です。オンライン会議ツールの中では、無料で最も手軽に日本語議事録を始められます。
手順:
AI Companion(有料オプション):
有料プランでは「AI Companion」機能が利用可能。会議の要約、アクション項目の自動抽出、次のステップの提案まで自動で行えます。
費用: 無料(文字起こし)/有料プラン(AI Companion付き)
メリット: 無料で日本語文字起こしが使えるため、初めてAI議事録を試す方に最もおすすめのオンライン会議ツール
Teamsのトランスクリプト機能は話者ごとの発言を自動記録でき、録画と連携した管理がしやすいのが特徴です。
手順:
費用と機能:
メリット: 話者ごとの発言記録が残る、録画と一緒に保存・共有できる、Microsoft 365との連携がスムーズ
注意点: 無料版ではトランスクリプト機能は利用できません。Copilotによる自動要約は追加費用がかかります。
「無料ツールでは物足りない」「会議の数が多くて手作業では追いつかない」「セキュリティ要件が厳しい」という場合は、専用ツールの導入を検討してください。専用ツールの多くは録音ファイルのアップロードにも対応しているため、対面会議にも使えます。
Nottaは日本語UIで使いやすく、無料プランも用意されているため、専用ツールの第一歩として最もハードルが低いツールです。
純国産のAIエンジンにより、日本語の文字起こし精度が非常に高いのが最大の強みです。「えーと」「あの」などの不要な発声を自動除去し、修正がほぼ不要なレベルの議事録を生成します。
世界トップクラスの話者分離技術を搭載しており、オンライン・オフラインを問わず「誰が何を言ったか」を正確に記録します。
aileadは議事録ツールというよりも「対話データAIプラットフォーム」です。商談の文字起こしから分析、SFA/CRM自動入力まで一貫して行えます。
7,000社以上、56,000人以上の導入実績を持つ老舗AI議事録ツールです。特許取得済みの独自アルゴリズムにより、用語登録なしで専門用語の認識精度が向上します。
オンラインではなく、実際に会議室に集まって行う対面会議。「録音して後から文字起こし」が基本になるため、音声ファイルのアップロードに対応しているツールを選ぶ必要があります。
1. ChatGPT(無料〜月約3,000円) — スマホで録音してアップロードするだけ。最も手軽で、議事録のカスタマイズも自在。短い会議なら無料版でも十分。
2. Gemini AI Studio(無料) — 長時間の対面会議に最適。2GB・約9.5時間の音声に対応しており、分割なしで処理できる。
3. Notta(無料〜月額1,980円) — スマホアプリで録音しながら同時に文字起こし。コスパ重視なら最有力候補。
4. Rimo Voice(月額1,650円〜) — 日本語精度が最も高い。対面会議で「えーと」「あの」が多くても自動除去してくれるため、修正の手間が最小限。
5. LINE WORKS AiNote(月額19,800円〜) — 対面会議での話者分離が最も正確。「誰が何を言ったか」を確実に残したい場合に最適。
Google Meet・Zoom・Teamsの文字起こし機能はオンライン会議専用です。対面会議の録音ファイルをこれらのツールで後から文字起こしすることはできません。対面会議でこれらを使いたい場合は、録音ファイルをChatGPTやGeminiにアップロードするか、専用ツールを利用してください。
ツール選びに迷ったら、以下を参考にしてください。
「まずは無料で試したい」 → Zoom(オンライン会議の文字起こし)またはChatGPT無料版(対面会議の録音ファイル)
「長時間の会議を丸ごと処理したい」 → Gemini AI Studio(最大9.5時間対応・無料)
「日本語の精度を最重視したい」 → Rimo Voice
「自由に議事録フォーマットを変えたい」 → ChatGPTまたはClaude(文字起こし後の整理)
「複数拠点・対面会議が多い」 → LINE WORKS AiNote
「営業商談の記録を自動化したい」 → ailead
「製造業・医療など専門用語が多い」 → Otolio
どのツールを使う場合でも、録音の品質が議事録の精度を大きく左右します。以下の5つを意識するだけで精度が大幅に向上します。
AI議事録で最も多い悩みが「重要なところが抜けてしまう」ことです。これはAIが重要度の判断を誤ったり、会議の文脈が曖昧なまま処理されることが原因です。以下のプロンプトはChatGPT・Gemini・Claudeのいずれでも使えます。
AIは「どんな会議か」を事前に知っていると、何が重要かの判断精度が格段に上がります。
この"照合プロンプト"を使えば、AIに二重チェックをさせることができるため安心です。
実は、AI議事録の品質は会議が始まる前からほぼ決まっています。AIは情報が多いほど正しく判断できるため、次の3ステップを習慣にしてください。
会議前: 議題・参加者・会議の目的をメモしておく → AIへの指示に含める
会議中: 録音を開始し、冒頭で参加者名と議題を口頭で確認する
会議後: まず全文書き起こしを保存(原本として)→ その後AIで要約・整理 → 照合プロンプトで最終チェック
はい。Zoomの文字起こしは無料プランでも利用でき、ChatGPTの無料版でも短い録音ファイルの文字起こしが可能です。GeminiのAI Studioも無料で長時間音声に対応しています。また、Nottaにも月120分まで無料で使えるプランがあります。ただし、話者分離や自動要約など高度な機能を使いたい場合は、有料プランの検討をおすすめします。
使えます。スマホやICレコーダーで録音し、その音声ファイルをChatGPT・Gemini・Notta・Rimo Voiceなどにアップロードすれば文字起こしが可能です。LINE WORKS AiNoteはスマホアプリでの録音にも対応しており、対面会議でも高精度の話者分離ができます。なお、Google Meet・Zoom・Teamsの文字起こし機能はオンライン会議専用のため、対面会議には対応していません。
ChatGPTとGeminiは音声ファイルをアップロードして文字起こしができます。ChatGPTは無料版でも利用可能(回数制限あり)、GeminiはAI Studioなら最大2GB(約9.5時間)に対応しています。一方、Claudeは音声ファイルの直接アップロードには対応していませんが、文字起こし済みテキストの要約・構造化能力が非常に高いため、「文字起こしは別ツール → 議事録仕上げはClaude」という使い分けが効果的です。
最も効果が大きいのは「録音品質の改善」と「AIへの事前情報の提供」です。マイクを机の中央に置く、同時発言を避ける、会議の目的と参加者情報を事前にAIに伝える、の3つだけで精度が大幅に向上します。
ツールによります。ChatGPT・Gemini・Claudeなどの汎用AIは、入力データが学習に使われる可能性があるため、機密性の高い会議には注意が必要です。セキュリティが重要な場合は、ISMS認証を取得しているailead、国内サーバーで運用されるRimo Voice、エンタープライズプランのあるNottaやLINE WORKS AiNoteなど、法人向けツールを選んでください。
AI GIJIROKUは2025年10月にサービスを終了しました。公式の移行先としてRimo Voiceが案内されています。日本語特化で精度が高く、同等以上の機能を備えているため、スムーズに移行できます。
AI議事録は、コストをかけずに始められて、効果がすぐに実感できるDXの入口です。
「会議のたびに30分かけて議事録を書く」時間を、本来の業務に充ててみませんか。
Omitでは、福山・備後の中小企業向けに「どのツールが自社に合うか分からない」「導入したけど定着しない」といったAI活用のお悩みを伴走支援しています。まずはお気軽にご相談ください。
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